2017.06.30
どうもこんにちは。タナカラ&松本経済新聞の山口です。
もう6月も終わりですよ。今年も半分ですよ。どうしようどうにもならない。
さて、今回の【アトサキマツケイ】は、旧幸町保育園で6月10日行われた「あそびなおす」について。
松本で音楽×現代アート×マルシェ「あそびなおす」 閉園した保育園で
イベントが終わった後、相当熱量高く「この気持ちを記しておきたい!」と思ったにもかかわらず、あっという間に3週間が過ぎてしまうというこの体たらく。面目ない。
旧幸町保育園はちょうど1年ぶり。昨年、クラフトフェアの2日間に信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野が開催していた「天神キャンバス」で訪れたときに「こんな場所がそのままになっているんだなあ。壊すんじゃなくて、いい使い方ができたらいいのになあ」と思ったものです。
全体的に小さなつくりだったり、何となく暖かい色使いだったり、やっぱり雰囲気がいい。
単なる「会場」ではなく、この空間だからこそ生まれる空気を感じました。
事前に取材をしたときに思ったのは「街の縮図みたいなイベント」だということ。
音楽は「Give me little more.」の新美正城さん、アートは「awai art center」の茂原奈保子さん、マルシェは「栞日」の菊地徹さんが担当。企画した3人はそれぞれ市内で店舗を経営していて、3軒とも4年以内にオープンしているという新しいお店です。しかも3人とも若い。
そしてさらに、3軒ともオープン時に取材&その後も面白いイベントをいろいろ展開しているので、ちょいちょいお話を聞く機会があり、3人には自分のやりたいこと、それを松本でやることへの覚悟のようなものをしっかり持って、発信しているという頼もしさを感じていました。
つまり何が言いたいかというと、相当期待感が高いイベントだったんです。そして当日。
アートは「縫い目をひろう」をテーマに、山城大督さん、小林耕平さん、aokidさんの3人がそれぞれの部屋で作品を展示。
職員室ではZINEの展示販売も。なかなかディープなZINEがいっぱいありました。
園庭には市内外の飲食店や書店、雑貨店などのブースが並んでいて、お馴染みのお店もちらほら。挨拶しつつ、いろいろ覗きつつ楽しみました。
超気になったのがこの「似顔レンジャー」。座ると周りを囲んで5人が一斉に似顔絵を描いてくれる(軽快な音楽と共に)んですが、タイミング逃してできなかった…残念…。
食べたり飲んだり、外と中を行ったり来たりしていると、遊戯室から音が聞こえてきます。
ライブが始まれば人も増えて、盛り上がりますが、後ろの方では音楽に合わせて踊ったりトランポリンで跳ねたりしている子どもの姿も。
お酒を飲みながら、良い光景だなあとしみじみ。トランポリンで跳ねることができるライブはそうないよね。
6組のアーティストによるライブ、トリは「キセル」でした。あまり大きな声で言えませんが、私は以前、キセルのお二人の間に挟まれて写真を撮っていただいたことがあります(イベントで)。そんなわけでファンなんですがすみませんライブ、マジで最高でした…!!!
そんなわけで、期待感を軽く超えるイベントでした。素敵な1日をありがとうございました。
松本の面白さをギュッと集めたような空間。こういうイベントができること。そしてイベントが終わっても遊べる店があること。街の豊かさはこういうことなのかもしれないと感じた夜でした。
そして、自分自身も何かその一端を担うことができたらいいなとも。
EVENT INFO
あそびなおす
旧幸町保育園は取り壊しちゃうらしい…もったいない…またやってほしい!