2017.11.30
どうもこんにちは。タナカラ&松本経済新聞の山口です。
すっかり寒くなりましたね。短い秋はあっという間に過ぎ去り、冬ですよもう冬。
さて、今回の【アトサキマツケイ】は、「旭五蔵」のお話です。
松本・旭で「旭五蔵見学会」 築150年超の蔵群、新たなエリアの拠点に
「旭町小学校近く、国道143号線沿いにある蔵があって…」と最初に聞いたときに「どこ?蔵なんてあったっけ??143号沿い???」と思ったのですが、実際に行ってみると本当に国道143号沿いにどーんとありました。
なんでしょう…風景に意外と馴染んでいて、気が付かないものなんでしょうかね。車に乗ってると気付かないのかなあ。自転車でもちょいちょい通っているはずだけど…。
この日は台風が接近していたのですが、なかなか盛況でした。
母屋を通り抜けると奥に庭があり、大小5つの蔵があります。
ここは、江戸時代には穀物、明治時代にはお茶を扱う商家だったとのことで、最も古い蔵は1856年築。
そのうち一つの蔵は、エステサロンに改装中でした。オープンは年明けとのこと。どんな感じになるんだろう…ちょっとこの中でエステとか体験してみたい…。
ずっと放置しているような状態の蔵もあれば、実は以前、学生さんが住んでいた…という蔵もあり、畳敷きのところもありました。
当初、一部の蔵は壊してしまうつもりだったそうですが、多数のリノベーション物件を手掛ける長野市の「シーンデザイン建築設計事務所」代表・宮本圭さんに相談したところ、「もったいない」という話に。宮本さんからプロデュースの依頼を受けたのは市内で空き家見学会などを開催しているチーム「そら屋」の横山奈津子さん。いやあ、本当にいいパスが決まって良かったなあ…としみじみ思いました。
だってこういうご縁がなければ、蔵、なくなってたんだもんね…いやほんと良かった。
それぞれの蔵でお店がオープンして、庭がちょっとくつろげる空間になって、人々が集う…なんて、素敵ですよね。いいなあそういうの。
この場所がこれから、どのようになっていくのかはまだ分かりませんが、いろいろな妄想ができる場所が町の中にいっぱいあったほうが、面白いなあと思います。
今回、「旭五蔵」をプロデュースした「そら屋」はほかにも市内で定期的に「空き家見学会」を行っています。
松本で「空き家見学会」 街を知り、「新しい使い方」考えるきっかけに
松本のあちこちで、「ここがこうなったらいいなー」が実現していくと楽しいだろうな、きっと。