2016.06.15
どうもこんにちは。タナカラ&松本経済新聞の山口です。
さて今回の【アトサキマツケイ】はカタクラモールのその後、第2弾です。(第1弾はこちら)
撮影したのは2016年6月15日。先週から「カフラス」の解体工事が始まりました。
以前は移築という話もありましたが、どうやら外壁の一部が保存展示するという方向になったとのこと。まずはそれを外す作業を進めているようです。
「カフラス」の建物は1929(昭和4)年築。外壁に使われているのは、レンガ風のスクラッチタイルで、組み方など凝ったデザインになっています。とはいえ、近くで見たり触ったりできる機会もなかったので、遠くから眺めたことしかないのですが…。
跡地一帯に建設されるショッピングモール「イオンモール東松本(仮称)」の開業時期は来年秋ごろ、と今月13日に菅谷市長が市議会で報告。開発主体のイオンモールの社長と面会して説明を受けたとのことです。建物に関しては「松本の街と一体となるような落ち着いた雰囲気の中にもモダンさが感じられるデザインとし、他都市とのモールとは異なる松本ならではの特色ある外観となることが明らかにされた」と述べています。(市民タイムス2016年6月14日)
ちなみに、店舗構成は「地元に根差した人気店と全国展開する有名店を合わせた構成」で、8月の着工以降に発表する予定とのこと。(同紙)
「松本ならではの外観」がいったいどういうものなのか、そしてどんな店舗が入るのか…気になるところです。
撮影に行くと、警備員と、近くに暮らしているのであろう女性が何気ない会話をしていました。「何もなくても、いつも(カタクラモールの)中を歩くのが楽しかった」という女性。わたしにとっても、地元にそういう場所があったな、と思います。そういう場所がなくなって、寂しい人、困っている人がたくさんいるんだろうなあ。
「富岡製糸場があるから、ここはなくてもね」とも。その発想はなかった、と思っているうちに女性は「じゃあ頑張ってね~」と自転車で去っていきました。