2023.09.07
こんにちは。カミジョウです。
UAのサービスが終了し、GA4が本格的に運用されるようになって2ヶ月。
移行は完了していますか?
もしまだ、移行していない方や自社のホームページがどのように設定されているか分からない方、また移行はしてみたけど管理画面が変わってよく分からない、いろいろ設定していたが設定が移行できないなどお困りのことがございましたら、タナカラではサポートや設定代行を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
それでは、今回からアクセス解析で伝えたいことについて書いていきたいと思います。
第1回目の今回は「セッション数・ユーザー数・ページビュー(PV)」
セッション数・ユーザー数・PVについては結構間違いやすいと思いますので、改めて説明します。
まずセッションについて。
セッションとは「ユーザーがWEBサイトに訪れてから離脱するまでの流れ」のことです。
セッションには以下の条件があり、条件に一致した場合は、新しいセッションになります。
GA4の場合、「30分間操作がなかった場合のみ(他にもありますが概ねこちら)」セッションが新しくなります。
UAの場合は、「30分間操作がなかった場合」、「参照元が変わった場合」、「日付けが変わった場合」にセッションが新しくなります。
GA4になってからセッション数が少なくなったと思っている方がいると思いますが、UAとGA4でセッションの切れるタイミングが変わったことが理由です。
次にユーザー数について。
ユーザーは「指定した期間内のユニークユーザー数」のことです。期間内に同じ人が同じブラウザで再びWEBサイトに訪れた場合もセッションとは違い、ユーザー数は1のままとなります。
※ブラウザやデバイスが違うと2になります。
さらにGA4では総ユーザーとアクティブユーザーがあり、総ユーザーがユニークユーザー数で、アクティブユーザーは1秒以上前面で表示されたユーザー数になります。
次にPV(ページビュー)について。
PVは「指定した期間内にページが表示された回数」のことです。期間内に同じ人が10回ページを閲覧すると、PVは10になります。
詳しくは図を用いて説明します。(期間が昨日から今日までの場合)
Aさんの場合、昨日トップページを閲覧して離脱、今日またトップページを閲覧して離脱しています。(同じ環境)
この場合、セッション数2、ユーザー数1、ページビュー2になります。
[解説]
Aさんは期間内に2回サイトにアクセスしました。セッション数は昨日1になり、今日は新しセッションのため(昨日離脱している)2になります。ユーザー数は同じ環境でアクセスしたため1、PVは2ページ閲覧したため2になります。
Bさんの場合、今日9時にトップページと会社概要ページを閲覧しています。その後、1時間後の10時にお知らせページを閲覧しています。(同じ環境)
この場合、セッション数2、ユーザー数1、ページビュー3になります。
[解説]
Bさんは期間内に1回サイトにアクセスしました。セッション数は最初1になり、1時間後に再びページを閲覧しましたので、新しいセッションの条件(30分間操作がなかった)に一致しているため2になります。ユーザー数は同じ環境でアクセスしたため1、PVは3ページ閲覧したため3になります。
Cさんの場合、昨日トップページをPCで閲覧して離脱、今日またトップページをスマートフォンで閲覧して離脱しています。
この場合、セッション数2、ユーザー数2、ページビュー2になります。
[解説]
Cさんは期間内に2回サイトにアクセスしました。セッション数は昨日1になり、今日は新しセッションのため(昨日離脱している)2になります。ユーザー数は昨日PC、今日スマートフォンでアクセスしたため2になり、PVは2ページ閲覧したため2になります。
Dさんの場合、今日トップページ、会社概要ページ、お知らせページをPCで閲覧して離脱しています。(同じ環境)
この場合、セッション数1、ユーザー数1、ページビュー3になります。
[解説]
Dさんは期間内に1回サイトにアクセスしました。セッション数は今日1になり、ユーザー数は同じ環境でアクセスしたため1、PVは3ページ閲覧したため3になります。
なかなかややこしいですが、条件さえ知っていれば簡単です。
それではまた次回。