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「ガチなが」が第8回「ふるさと納税の未来を考えるシンポジウム」で表彰されます

タナカラが長野県より受注し制作を担当した、長野県直営共創型ふるさと納税受付サイト「ガチなが」の取り組みが、ふるさと納税自治体連合が主催する第8回「ふるさと納税の未来を考えるシンポジウム」(令和6年11月18日開催)にて、優秀事例として表彰されることになりました!

「ガチなが」は、寄付者と事業の共創に取り組む全国初の県直営「共創型」ふるさと納税の受付サイトです。
全国初の取り組み、また、県担当者の熱い想いを反映すべく、システム構築・管理運営と、弊社もガチで並走中です。
今回の受賞を機に、弊社から見た「ガチなが」のすごさを紹介したいと思います。

①「熱い想い」がある
弊社は自治体関連のウェブサイトを数多く手がけていますが、自治体が運営するサービスの場合、いわゆる“中の人”が見えず、思いが伝わりづらい傾向があると感じます。
「ガチなが」は、サイト名称に込められている「ガチ(本気)で長野県を良くしたい」という熱い想いがあります。
これは県担当者からの提案で、その想いを受けて弊社ではロゴを制作しました(ロゴ誕生秘話はこちら)。
サイトのコンセプト、柱になるところに熱がある。
その熱は、周りにも伝わり、サービス全体にも伝播されているように思います。

「ガチなが」について

サイト内「ガチなが」についてのページ(文字の大きさが熱量…!)

 

②「共感を生むための工夫」がある
「ガチなが」ではその趣旨に照らし、返礼品は原則として提供していません(長野県では、返礼品があるふるさと納税については、別サイトで募集を受け付けています)。
そのため、返礼品ではなく事業(プロジェクト)自体の魅力を伝え、共感が生まれるような工夫をしています。

「ガチなが」の公開前には、県職員を対象にした「クラウドファンディングセミナー」を開き、プロジェクトを投稿するだけではなく、リアルな接点などさまざまな仕掛けを通じて盛り上げていくヒントを紹介しました。

例えばプロジェクトの一つ「信州『学び』応援寄付金」では、特色ある学びを展開する県立学校を支援できます。
どの学校を支援するのかを指定できるため、学校によっては同窓会や学校のウェブサイトを通じて「本校への支援をお願いします」というお知らせを出しているところもあり、卒業生からの支援が集まっているようです。

確かに、母校を応援したいと思っても「直接寄付となると結構まとまった金額がないと…」と気後れする人もいるかもしれません。
ふるさと納税という形なら、気軽に母校を応援する人は増えそうです。

「ウェブサイトは公開した時がスタート」とよく言われますが、プロジェクトを公開するだけではなく、その後どのように知ってもらい、寄付を集めるのか。
仕掛けや声掛けを行い、周りと一緒に熱量を高めていっているように感じています(セミナーがそのヒントになっていたら嬉しいな…!)

 

2023年度の長野県へのふるさと納税、「ガチなが」を通じた寄付は1億1800万円(640件)でした。

 

ふるさと納税についてはさまざまな意見があり、制度改正も繰り返されています。
その中で近年注目されている「クラウドファンディング型ふるさと納税」。
返礼品ではなく、プロジェクトに注目して自治体に興味を持ってもらうことが、ふるさと納税の“次のフェーズ”となっていくかもしれません。

タナカラでは、寄付額の約95%が事業に使えるクラウドファンディング型ふるさと納税サイト構築サービス「クラふる95」を提供しています。

クラウドファンディング型ふるさと納税サイト構築サービス「クラふる95」

各自治体のニーズに応じたカスタマイズや迅速な導入支援を行っており、サイト公開後の運用についてもサポートいたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください!

ふるさと納税・寄付募集サイトの制作実績はこちら

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