制作から約10年経過していた旧ウェブサイトは、スマートフォンでの閲覧に対応していないなど、ユーザーのニーズに対応できていないことが課題となっていたそうです。
利用者が見やすく、使いやすくすることを念頭においた全面リニューアルを実施するにあたり、公共文化施設のウェブサイト構築実績のある弊社に指名型プロポーザル参加の打診があり、弊社提案が採用され、制作させていただきました。

デザイン

キーカラーはホクト文化ホールの外壁のレンガ色を選び、施設との統一感を出しました。
ポイントに線画のイラストを入れることによって「繋がり」を表現。地域に根付いた施設の親しみやすさも意識しました。

見る人にも管理する人にも使いやすい「イベント・チケット情報」

メインコンテンツであるイベント情報は見やすく、わかりやすいことが大前提です。
5つの会場で行われる多彩なイベントを一覧で表示するイベントカレンダーでは既存プログラムやプラグインのカスタマイズではなく、タナカラの独自プログラムを開発しました。

イベント情報とチケット情報は催事ごとに一元管理。情報はデータベース化されているので、必要な情報を適切な場所に掲載しています。
また、情報を一元化することで、管理する側の使いやすさ・扱いやすさの向上も図りました。

また、SNS活用方法の一つとして、イベント情報をTwitterで定期的に自動ツイートする仕組みを導入しています。

来場者のためのコンテンツ

大ホールの00列00の席からステージはどう見えるの？
多くの来場者が会館に対して抱く、この率直な疑問に答えたいとの思いからご用意いただいたのが館内を隅々まで撮影した360°パノラマ画像。この画像を最大限に活かすために、館内のフロアマップと組み合わせた施設案内として掲載しました。

また、既存のフロアマップのデータは紙資料しかなく、改修等も反映されていなかったことから、最新のデータをデジタルデータとして制作しました。

車社会に欠かせない駐車場の情報
長野県は車でご来場される方が多く、大きなイベントが開催されると駐車場が混雑してしまいます。そこで、駐車場の混雑状況をワンクリックでトップページに掲載できる仕組みを構築しました。

施設を借りる方にも使いやすく

借りていただく方の使いやすさを向上させること、今回のリニューアルにあたり重視されたポイントの一つです。
必要となる資料は、申請から利用まで多岐に渡りますが、それらを適切な場所に掲載するとともに、全ての資料を管理者が更新管理できる仕組みを構築しています。

また、利用者とのやりとりを迅速に行えるようにするために、お問い合わせフォームは複数の資料の添付が可能です。